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僕は、四年前にもう無い命を天理教の神様に救けていただきました。その御礼とご恩報じのひのきしんとして毎日、天理教の御教えや体験談などのブログを書かせていただいています。(このブログは、『○天理教よふぼくの集い●』のコピー日記です。)
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その時―「なあ…神様に拝んで貰うてくんろ…」と、寝床からことが言った。弥八が横から―「父っあん…お婆ぁもああ言うでねえか…先生の仰る通りにしてくんな…」と頼んだ。弥四郎―「そんなら三日だけ拝ましてやろ…」―「おい…若えの!良くならなかったら…きっと腹切って貰おうぞ…」又五郎は念を押した。「皆さん…心配はご無用…では神様にお願いしましょう…」茶碗に水を汲んできて床の間に置かせ、先生は町田、弥八と共に恭しく神様にお願いした。そして声高らかに病人にお授けを取り次いだ。道無き方に道を付ける為の壮絶な捨身のお助けが始まるが、何とした事か、病人は次第に悪化して行く。三日後老婆の家を訪ねた。老婆の臥所へいき、先生は、「心配しなさんな…治まりますぞ…」と声をかけた。弥四郎はむっとして―「おい!若いの!今日は約束の日だ…助かる処か前より悪くなったじゃねぇか…さあ腹切って貰おう!」と迫った。自若たる先生―「仰る通り三日目ですが、今夜の十二時迄の事…もし十二時過ぎて良くならない時は…口約通り…潔く腹切りまし
ょう…」「若いの…セリフは中々いいが…その場に及んで卑怯な真似はさせねぇぞ…いいか…」「爺さん…この豊松…二枚舌は使いません」先生と町田は大森の布教所へ帰った。「先生…あんな事言って…本当に大丈夫ですか?」町田は心懸かりでならない。先生―「大丈夫…心配せんでいい…神様はあるよ…」二人は神前でお願い勤めをした。

つづく
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