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僕は、四年前にもう無い命を天理教の神様に救けていただきました。その御礼とご恩報じのひのきしんとして毎日、天理教の御教えや体験談などのブログを書かせていただいています。(このブログは、『○天理教よふぼくの集い●』のコピー日記です。)
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「お父っあん…お婆あは入院させる事はねえ…この先生に助けて貰やええんだ…」弥四郎―「お前!何のこった…今から入院させる病人をどうして助けてくれる?」町田が父子の中を割って、「まあまあ…落ちついて…実はこのお方は天理教の先生で…」と言うと、二人の顔色はさーっと変わった。「何?天理教だと…」又五郎はずかずかと詰め寄った。先生は動ぜず―「天理教ならどうなんですか?」と聞き返した。又五郎―「俺ら…気に入らねえ…」「気に入る…気に入らないの時じゃないでしょう…婆さんの事を聞いて…どうでも助けて上げたいと…お邪魔したのです…戸板に乗せられている病人がまだ連れ出されてないのは…神様が助かるとお教え下さっているのです…どうか皆さん…神様にお願いしてお婆さんを助けて上げて下さい…」又五郎―「何だと?若いの…生意気な…医者も難しい病人を…やすやす助かるとぬかすな…」弥四郎―「そうとも…若えの…そりゃ本気で言う事か…」先生―「勿論です…天理教の布教師は嘘は言いません…私が助けるのじゃありません…神様が助けて
下されるのです。…どんな難しい事でも…誠真実の心で親神様にお縋りすれば…きっと自由用を頂き助かって頂けます…」弥四郎―「へん…天理教の裏の柿の木で首吊り給えの話なんぞ…聞くに及ばねえ…婆さんは今日明日の難しい命だ…お前に構っていられるけえ…」「助かればいいんでしょう?」「そうよ…お前に助けられるんか?」「はい…助かります…」「そいつは面白い…じゃ何時治してくれるんだ?」「三日三夜のお願いで助かります」「何?三日だと!冗談言うなよ…もし三日の間にお婆あが死んだら…お前どうする?」「大丈夫です…お婆さんの命は私が引き受けます…もし三日三夜経って良くならなかったら…この豊松…腹掻き切って見せましょう…」厳めしい先生の毅然たる態度と決意に、弥四郎、又五郎も言葉に窮した。

つづく
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