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僕は、四年前にもう無い命を天理教の神様に救けていただきました。その御礼とご恩報じのひのきしんとして毎日、天理教の御教えや体験談などのブログを書かせていただいています。(このブログは、『○天理教よふぼくの集い●』のコピー日記です。)
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「大きな波が木を押し倒してゆきます。どこにも逃げ場はありません。冷たい。水がとても冷たい。子供を助けないと。でも、だめ………子供をしっかり抱きしめなければ、おぼれそう。水で息がつまってしまった。息ができない、飲み込めない、塩水で。赤ん坊が私の腕からもぎ取られていってしまった。」

キャサリンは、あえぎ、息ができなかった。突然、彼女の身体がぐったりして、呼吸が深く安らかになった。

「雲が見えます。………私の赤ん坊も一緒にいます。村の人たちも。私の兄もいます。」

彼女は休んでいた。その人生は終わったのだった。彼女はまだ深いトランス状態にいた。
私は、驚きあきれていた。前世だって? 輪廻転生だって? 彼女が幻想を見ているのでもなければ、物語を作っているのでもないことは、私の医者としての知識からも確かだった。彼女の考え方、表現の仕方、細部への注意の向け方などすべて、普段の彼女とは違っていた。精神医学のあらゆる事例が私の心をよぎったが、彼女の精神状態や、性格からは今起きたことを説明することはできなかった。
(『前世療法』 ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳 PHP研究所[文庫]刊)
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