忍者ブログ
僕は、四年前にもう無い命を天理教の神様に救けていただきました。その御礼とご恩報じのひのきしんとして毎日、天理教の御教えや体験談などのブログを書かせていただいています。(このブログは、『○天理教よふぼくの集い●』のコピー日記です。)
[230] [231] [232] [233] [234] [235] [236] [237] [238] [239] [240]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

その時―「なあ…神様に拝んで貰うてくんろ…」と、寝床からことが言った。弥八が横から―「父っあん…お婆ぁもああ言うでねえか…先生の仰る通りにしてくんな…」と頼んだ。弥四郎―「そんなら三日だけ拝ましてやろ…」―「おい…若えの!良くならなかったら…きっと腹切って貰おうぞ…」又五郎は念を押した。「皆さん…心配はご無用…では神様にお願いしましょう…」茶碗に水を汲んできて床の間に置かせ、先生は町田、弥八と共に恭しく神様にお願いした。そして声高らかに病人にお授けを取り次いだ。道無き方に道を付ける為の壮絶な捨身のお助けが始まるが、何とした事か、病人は次第に悪化して行く。三日後老婆の家を訪ねた。老婆の臥所へいき、先生は、「心配しなさんな…治まりますぞ…」と声をかけた。弥四郎はむっとして―「おい!若いの!今日は約束の日だ…助かる処か前より悪くなったじゃねぇか…さあ腹切って貰おう!」と迫った。自若たる先生―「仰る通り三日目ですが、今夜の十二時迄の事…もし十二時過ぎて良くならない時は…口約通り…潔く腹切りまし
ょう…」「若いの…セリフは中々いいが…その場に及んで卑怯な真似はさせねぇぞ…いいか…」「爺さん…この豊松…二枚舌は使いません」先生と町田は大森の布教所へ帰った。「先生…あんな事言って…本当に大丈夫ですか?」町田は心懸かりでならない。先生―「大丈夫…心配せんでいい…神様はあるよ…」二人は神前でお願い勤めをした。

つづく
PR
「お父っあん…お婆あは入院させる事はねえ…この先生に助けて貰やええんだ…」弥四郎―「お前!何のこった…今から入院させる病人をどうして助けてくれる?」町田が父子の中を割って、「まあまあ…落ちついて…実はこのお方は天理教の先生で…」と言うと、二人の顔色はさーっと変わった。「何?天理教だと…」又五郎はずかずかと詰め寄った。先生は動ぜず―「天理教ならどうなんですか?」と聞き返した。又五郎―「俺ら…気に入らねえ…」「気に入る…気に入らないの時じゃないでしょう…婆さんの事を聞いて…どうでも助けて上げたいと…お邪魔したのです…戸板に乗せられている病人がまだ連れ出されてないのは…神様が助かるとお教え下さっているのです…どうか皆さん…神様にお願いしてお婆さんを助けて上げて下さい…」又五郎―「何だと?若いの…生意気な…医者も難しい病人を…やすやす助かるとぬかすな…」弥四郎―「そうとも…若えの…そりゃ本気で言う事か…」先生―「勿論です…天理教の布教師は嘘は言いません…私が助けるのじゃありません…神様が助けて
下されるのです。…どんな難しい事でも…誠真実の心で親神様にお縋りすれば…きっと自由用を頂き助かって頂けます…」弥四郎―「へん…天理教の裏の柿の木で首吊り給えの話なんぞ…聞くに及ばねえ…婆さんは今日明日の難しい命だ…お前に構っていられるけえ…」「助かればいいんでしょう?」「そうよ…お前に助けられるんか?」「はい…助かります…」「そいつは面白い…じゃ何時治してくれるんだ?」「三日三夜のお願いで助かります」「何?三日だと!冗談言うなよ…もし三日の間にお婆あが死んだら…お前どうする?」「大丈夫です…お婆さんの命は私が引き受けます…もし三日三夜経って良くならなかったら…この豊松…腹掻き切って見せましょう…」厳めしい先生の毅然たる態度と決意に、弥四郎、又五郎も言葉に窮した。

つづく
明治三十七年秋―東京郊外の静かな羽田村糀谷(今の東京国際空港の辺)は代々日蓮宗が盛んで道の付かないところであった。農夫臼田弥四郎の家では六十二歳の妻ことが五年も肋膜を患い、病床で呻いていた。掛かり付けの川崎の菱沼という町医者から、「もうわしの手に負えん…東京のええ医者にわしが頼んどくがな…そこへ入院させてくれんかな…」と手離された。「えらく金がかかりますでしょうが…」とためらいながらも、「それじゃ先生…お願いします…」と夫、その弟又五郎は同意した。弟は早速病人を運ぶ戸板を用意した。弥四郎は奥の間に臥せる妻の床へ行った。「おこと…苦しいか…お前東京のええお医者へ行くんだ…心配することあねえよ…」と話すが、病人は、「おらぁ嫌だ…町の病院は嫌えだ…ここで治してくんろ…」と拗ねた。その時、楽しそうに跳ねながら帰ってきた孫の次郎が、戸板に乗せられた祖母を見て、事情を聞くや、「お婆ちゃん…連れて行くのは嫌だ!」と泣き付いた。その日近村の奥島宅は神様の祭典日で関根豊松先生が来ていた。まだ二十四歳の血
気盛んな青年だった。弥四郎の長男弥八は、母の重病を助けて頂こうと町田某に誘われ奥島家で先生に会った。早速翌日先生は臼田家を訪れた。道々、町田は心配そうに、「先生…この村は法華宗でして…天理教は猛反対なんですよ…」と言うと、「そうかい…そいつは面白いな…豊松身を捨ててもこの村に教祖の道を付けよう…」と先生は答えた。二人が家に入ると弥八は言った。

つづく
『さあ/\尋ねる事情、一度一つ身上正しく運び、道々たすけ一条という理聞き、一つ心早く聞き分け。多くの中に一つの理、所々一つの事情、それ/\尽す処の理受け取る。又一つたすけ一条一つのこうのう、一つの心治まる。一つの理分からんという理聞き分け。難しいは言わん。どうせいとは身のかりもの、治まる、治まらん、真実誠救ける心、誠の心あれば内々一つ十分の理治まれば、内々は一つの理が治まる。多くの中に、それ尽す処、成程なあの人、成程の理、それ/\銘々誠の心、世界一つの心、自由自在、内々睦まじき、成程定まり一つの理という。いつとも言わん。ほんに今日なと心勇む。ほんになあという一時尋ね。』(M21.01.12)
本年も毎日ブログの更新を頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します!!

本年は、二つの目標を心定めさせていただきました。どうか皆様楽しみにしていて下さい!!ヾ(*゜▽゜)ノ

ひろ



『さあ/\身の処尋ねる。一寸の身の不足、願えども聞けども、一つ判然の理分からん。多くの中一つさしづ、世界々々、一つさしづ思う。一国限り一軒一人限りの理、心掛かり/\の処、身は速やか。実一つの理を尋ねる。順序何がある、よう聞き分け。頼む願う理が無い。何でも一つの理を案じる、何程でも案じる。幾重残らず、神の守護何程、たすけ一条。難儀さそう、不自由さそう神は無い。めん/\一つ一ついかん。一そうもう一つ、一つの理がある。どんと一つ据えん。世上見てたんのう、この心一寸治めてくれるよう。又や/\一つ心を運んで安心心定めるで。理を見にゃならん。』(M21.01.12)
『さあ/\身の処に、忘れるに忘れられん一寸障り、これまでの処心定めという。道も一つ洗え、どういう道も付く。これまでの処というも、さんげい出来てある。めん/\の処、心すうきり洗い切れ。さあ/\あたゑという処にあたゑと願い、何時なと願通りのあたゑ、どういうあたゑと思う。一人二人という処、人間というもの、かしもの・かりもの、自由ならんかしものならば、願通りどうでもならん、と言わん。』(M21.01.08)
『さあ/\尋ねる一条々々、十分一つ聞き分けば十分よし。神一条の道一寸難しいようなものや。一寸も難しい事はないで。神一条の道こういう処、一寸も聞かしてない。天理王命というは、五十年前より誠の理である。こゝに一つの処、天理王命という原因は、元無い人間を拵えた神一条である。元五十年前より始まった。元聞き分けて貰いたい。何処其処で誰それという者でない。ほん何でもない百姓家の者、何にも知らん女一人。何でもない者や。それだめの教を説くという処の理を聞き分け。何処へ見に行ったでなし、何習うたやなし、女の処入り込んで理を弘める処、よう聞き分けてくれ。内々へも伝え、身の内かしものや、かりものや、心通り皆世界に映してある。世の処何遍も生れ更わり出更わり、心通り皆映してある。銘々あんな身ならと思うて、銘々たんのうの心を定め。どんな事も皆世上に映してある。何程宝ありても、身の内より病めばこれ程不自由はあろうまい。自由自在心にある。この理をわきまえ。又々内々の処、銘々の処にも速やかの日がある。銘々ほんと思うた事
あれば尋ねに出よ。』(M21.01.08)
『さあ/\これで身の障りどうでも治らん、不足なるというは、まあ順序を聞き分けねばならん。救けるまでは一寸の事、順々道がある。一時今の処諭し置おく。銘々一人の処、又々困る処早く/\思えども、何事も順序道ばかりで理運ばん。この理を心治むる処違う。皆人間心を運ぶ。一箇年限聞き分け。いつまで治まる。見るまで見ん一つ心だん/\皆々理を見て、見えてある処より、めん/\心の弛み、これ身の内障り。一時成る成らん、順々治まる処治まる。これはどう成る、身が迫る、堪えられんとなれば、一つの理聞かねばならん。いつ/\まで身の処不足、いかなる理を磨かねばならん。道のため人を救けるため、所々一つ暫くの処、順々の道理を定めるなら、治まる治まらん不足聞き分け。道の中の定め、成る成らん処々銘々運び来てある処より直して、これはどうなる処と、腹中に思やん。皆々心一つのさんげやで。心のさんげ一つの思案、だん/\一つのこうのう出す。一時理を見る弛む。心弛み銘々一人の一つの理を以て、見えてありながら、心の弛み先々理をば運びたるこ
うのう理。何処にこういう処、たすけ一条それ/\聞かす理、成程世界を見て思やん。身上堪えられん、定める処、治まる処の治まる道のためしというは、心に救けねばならん。成る心同じ心を定め。何か処そこ/\定め一寸道。』(21.01.05)
『さあ/\よう聞き分けて、何程の処尽せども/\、身に悩みあるよな事では、どんならんで。成るだけの尽力尽す処、受け取って居る。救ける処は許せども、救かる処のめん/\の心澄まさねばならんで。』(M20 おさしづ)


忍者ブログ [PR]
最新コメント
プロフィール
HN:
ひろ
性別:
非公開
フリーエリア